【いじめ予防授業】女子聖学院にて
◆◇いじめ予防授業報告 女子聖学院◇◆
令和6年7月12日、「ストップいじめ!ナビ弁護士チーム」の弁護士の宮下が中学校3年生を対象にいじめ予防授業を行いました。
授業内容としては、中学1年・2年のときのおさらいをした上で、いじめの四層構造における観衆、傍観者の立場からできることは何なのか、中立な立場とはどういうものなのかを考えてもらいました。
その場の空気に合わせるために加害者に同調してしまうことは、いじめの助長になりかねないことを再確認してもらった上で、初期段階の周りの言動が重大化を防ぐためには重要であることを伝え、具体的な対応案を生徒の皆さんに考えてもらいました。
また、いじめの事実に気づいた上での中立的な立場とは何なのかという難しい質問について、皆さん悩みながら本当に一生懸命考えてくれました。
本学年の生徒さんは、初めて通年でいじめ予防授業を受けた学年となります。中1から中3まで段階的にいじめの問題について考えたことで、生徒さんそれぞれに何かしらの気づきや考えるきっかけを与えられていれば嬉しい限りです。
今後高校生、大学生、社会人と成長していくなかで、どうしてもコミュニーケーショントラブルは避けられない問題です。そういうときにこれまでの授業を少しでも思い出してくれれば幸いです。
ストップいじめナビ!弁護士チームは、これからも授業のほか、学校関係者への講演活動を行っていく予定です。