【授業報告】大妻中野中学校(3年生)

【弁護士チーム授業報告】(大妻中野中学校)

「弁護士チーム」は、2月15日、私立大妻中野中学校にて、学年一斉の授業を実施しました。
今回は、通常のディスカッション形式のいじめ予防授業ではなく、「デモンストレーション型の模擬調停」という形で授業を行いました。人と人との間に問題が生じた際、どのように間に入って調整したらいいかを調停という場面を疑似体験してもらうことで学んでもらうのが目的です。

今回の講師は弁護士チームの、真下麻里子、小島秀一、石田愛の3名。

「調停委員役」「被害者(申立人)代理人役」「加害者(相手方)代理人役」として、2・3人ずつの生徒さんが、それぞれの役になってもらい、あらかじめ用意したシナリオをもとに「調停成立」を目指して進めてもらいました。

デモンストレーションを見ている生徒さんたちには、加害者側、被害者側、調停委員のやりとりから、発生した問題や発言をどう感じるか、またどう対処すれば相手を説得しやすいかなどを資料とワークシートを参考にしながら考えてもらいました。

それぞれの役を引き受けてくださった生徒さんたちは、被害者側と加害者側からそれぞれ異なる主張がなされる難しい「調停」という場を、しっかりと進めてくださいました。学年みんなの前でデモンストレーションを行うのはとても緊張したはずですが、堂々と、時にアドリブを交えながら演じてくださいました。結果、大変充実した内容になりました。

今回の授業を通して、トラブルが起こったとき、間に入って調整することの意義・意味や、相手を説得することの難しさ、公平中立であろうとしても「危うさ」が存在することなど、調整することの大切さや難しさ、奥深さを感じてもらえればと思っています。

今後も、弁護士チームも更にバージョンアップを重ねながら、学校での授業も展開させていただくつもりです。

(写真は、実際の授業実施の様子です。学校の許可を得て掲載。プライバシー保護のために、一部ぼかしを入れています)

 

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