Archive for the ‘いじめ関連情報’ Category

【TEDx】真下麻里子、TEDxでプレゼン。YouTubeで公開中

2017-10-20

◇◆「ストップいじめ!ナビ弁護士チーム」の真下麻里子弁護士のTEDxでの講演が,YouTubeにアップロードされました◆◇

今年1月、「ストップいじめ!ナビ 弁護士チーム」の真下麻里子弁護士が、TEDxに登壇し、「いじめを語る上で大人が向き合うべき大切なこと」と題して公演しました。先日,その動画がYoutubeにアップロードされました。ぜひご覧になってください。また、シェアなども歓迎

「いじめを語る上で大人が向き合うべき大切なこと」
https://www.youtube.com/watch?v=3C8F-Z1gkeE

 

TEDとは(ウィキペディアへのリンク)

■TEDxとは(上記ウィキペディアより)
TEDの精神である「ideas worth spreading」 のもとに、TEDからライセンスを受け、世界各地で発足しているコミュニティー。TEDの名称は使用しているが、運営や人選、設営などにTED本体は関与していない。


【報道関係】取材に関する情報

2017-10-20

報道関係のみなさま

日頃は、私たちの活動にご関心をおよせいただき、ありがとうございます。

この秋は、文科省のいじめや不登校の統計発表や、いじめが増加する時期などもあり、取材のご依頼もいただいております。

NPO法人ストップいじめ!ナビ、またはメンバーへのご依頼は、
info@stopijime.org
までお願いします。

また、ウェブページのフォームでお送りいただいてもスムーズです。
こちらからどうぞ→

私たちの活動や、それに関連する資料や情報は以下からどうぞ。
・ストップいじめ!ナビ 子ども向け http://stopijime.jp
・ストップいじめ!ナビ 大人向け http://stopijime.jp/adult

(情報関係)
・2013年時点でのいじめに関する統計や研究データ http://stopijime.jp/data
・いじめに関する用語集 http://stopijime.jp/term
・いじめに関する裁判例紹介 http://stopijime.jp/precedent
・いじめ報道に関する独自報道ガイドライン http://stopijime.jp/media
・いのちの生徒手帳プロジェクト http://stopijime.jp/school

(発信しているもの)
・各自治体の「いじめ防止基本方針」での姿勢を独自調査し公表(2015年) http://stopijime.jp/check2015
・夏休み明けなどの「連休明け」に関しての呼びかけ http://stopijime.jp/message

(取り組み・連携協力・委員参加等)
・弁護士チームの動き(活動報告一覧) http://stopijime.org/?cat=17
・facebook いじめ防止ホームページ(連携) https://www.facebook.com/safety/bullying
・大津市いじめ対策「いじめの防止に関する行動計画の策定等に係る懇談会」(代表荻上と須永が懇談会委員等に関わる) http://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/kenzen/taisaku/iinkai/1437447431302.html

(メンバーの取組・活動ブログから)名前に直リンク
代表 荻上チキ
副代表 須永祐慈
理事 真下麻里子
理事 小島秀一


【登壇】instagramトークセッションに須永が参加

2017-10-18

【副代表須永、instagram「アートウォール」公開イベントに登壇】10.4

当副代表須永祐慈が、10月4日に開催された、Instagramの「#思いやりを言葉に」をテーマにした期間限定のアートウォール(壁アート)公開を記念して行われたトークセッションに登壇しました。

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このイベントは、Instagramでは同様のウォールを世界の様々な都市で公開しており、写真や動画を撮って「#思いやりを言葉に」のハッシュタグと共にInstagramでシェアすることで、ポジティブなメッセージをプラットフォーム上で広めることを呼びかけています。

みなさんもぜひ、ハッシュタグをつけてInstagramで”前向きなメッセージ”をつけて、広めていただければと思います。

instagram 「#思いやりを言葉に」
https://www.instagram.com/explore/tags/思いやりを言葉に/

イベントには副代表須永の他、アートウォール(10月15日まで、青山の交差点に設置)を制作したアーティスト、Chocomooさん(https://www.instagram.com/yukachocomoo/)、文部科学省の児童生徒課生徒指導室長の松林さんが登壇されたほか、

アメリカからInstagramの最高製品責任者であるKevin Systromさんや、アジア地域担当者なども同席されました。

写真は、港区青山に設置されていた「アートウォール」、Instagram最高製品責任者ケビンさん、Chocomooさんと須永が一緒に映った写真、トークイベントの様子です(一部Instagram社提供)。

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以下、トークで発言した内容を、10月5日に配信された「Instagramプレスリリース」の一部から紹介します。

*以下プレスリリースから***************

また、同日にアートウォールの公開を記念し、都内でイベントを開催しました。この度初来日を果たしたInstagram最高製品責任者ケビン・ウェイル、アートウォールのデザインを手がけたChocomoo氏の他、文部科学省 初等中等教育局 児童生徒課 生徒指導室長の松林高樹氏、NPO法人ストップいじめ!ナビ 副代表理事・事務局長の須永祐慈氏も登壇し、いじめを防ぐためのSNS活用や、Instagramによる「#思いやりを言葉に」の意義などにコメントしました。

Instagram最高製品責任者 ケビン・ウェイルは、Instagramが思いやりにあふれるプラットフォームであり続けるための取り組みについて、以下のように語りました。

「Instagramは世界中の8億人、また日本国内の2000万人のコミュニティ(利用者)が安心して利用できるプラットフォームであり続けることを目指しており、コメントコントロール機能や悩みを抱えている人のライブ動画を匿名で報告し、必要なリソースを提供する機能など、多くのツールを発表しています。今後も、多様なバックグラウンドを持つ人々が支え合える場所を実現するため、継続して取り組みを行っていきます。」

文部科学省 松林氏はスピーチの中で以下のように語りました。

「今日の児童や生徒の皆さん、若い方の多くは、電話やメールをほとんどせず、通信の多くをSNSで行っている状況になっています。文部科学省では、電話での子どもの悩み相談を受けておりましたが、来年度に向けて、新たに、SNSを活用して子供が悩みを相談できる仕組みを作っているところです。“思いやり”をテーマに、是非SNSを活用した悩み相談を含め、必ずつながる仲間がいるというメッセージ、いじめ問題への取組の発信に、是非ご協力いただければと思います。」

NPO法人ストップいじめ!ナビ 副理事・事務局長 須永氏はパネルディスカッションにて、次のように語りました。

「つらい経験や、困っていることは特に言葉にしにくいです。Instagramは前向きなメッセージが多く、小さなポジティブな気持ちを共有でき、気持ちを良い方向へ変えていける可能性があることが魅力です。今回発表された #思いやりを言葉に のハッシュタグをつけて発信することで、ポジティブな輪を広げつながり、いやがらせやいじめがなくなる「ごきげんな関係」づくりへ発展していくことを期待しています。」

Chocomoo氏は次のように語りました。

「普段から愛をイラストのテーマにしていたので、この度(アートウォールをデザインする)オファーをいただいたときは、すごく有難かったです。今回のウォール作成はこれまででも一番大きな仕事でした。ウォールには愛があるイメージの赤を起用し、色々なキャラクターが愛を掲げているデザインにしました。」

「#思いやりを言葉に」キャンペーンとは
「#思いやりを言葉に」(本国アメリカでは#KindComments)は2017年3月にInstagramが開始したキャンペーンです。中でも、“思いやり”をテーマにしたアートウォールを設置し、利用者にウォール前で撮った写真・動画にポジティブなメッセージを添えてシェアすることを呼びかける試みは、NYやロンドン、ジャカルタなど世界各国の計X都市で行なってきました。今回は⽇本で初めての取り組みとして、Instagramを中心に活躍するアーティスト・Chocomoo氏によるウォールを東京・青山に期間限定で設置します。

Instagramとは
Instagramは写真や動画を自由に編集・投稿し、ビジュアルコミュニケーションを介して繋がるプラットフォームです。全世界で8億を超えるコミュニティ(利用者)が、Instagram上で共有される体験を通し、家族や友だち、同じ興味・関心を持つ利用者やお気に入りのビジネスなど、様々な人との繋がりを深めています。


【秋のいじめ予防授業】都内各所で実施中(弁護士チーム)

2017-10-17

ストップいじめナビ!弁護士チームは、今年の秋も、都内を中心に「いじめ予防授業」を実施しています。
以下は、私立の3つの中学校での実施の様子をまとめました。いじめ!ナビでは、これからも積極的に授業・講演活動を行っていく予定です。
また、授業だけではなく教職員の皆様のための「教職員研修」についても講演依頼を受け付けております。 教員研修担当の先生、お問合せをお待ちしています。

20170906豊島岡中1

 

 

 

 

◆◇私立豊島岡女子学園中学校 いじめ予防授業◇◆

平成29年9月6日、「ストップいじめ!ナビ弁護士チーム」の弁護士真下麻里子、石垣正純、卯木叙子、足立悠、飯野恵海、金子春菜の6名が、私立豊島岡女子学園中学校にて、中学一年生を対象にいじめ予防授業を行いました。

(さらに…)


【夏休み明け報道】一部報道でコメント/情報発信に関して

2017-09-29

9月1日の前後における自殺の増加についてのニュースが、夏休み明けの時期に、続きました。
それに関連し、私たちも複数の子どもNPOと共同して、
「学校に行きたくないあなたへ、見方はここにいます」
というメッセージを配信いたしました。

http://stopijime.org/?p=621

また、副代表須永を中心に、取材を受け、コメントも発信いたしました。
・8月25日(金) TOKYO MX「モーニングCROSS」
・8月25日(金)長崎文化放送「子どもの自殺を防ごう」
・8月27日(金)日本テレビ news every. 「 もうすぐ新学期 子どものSOS見抜くには」(SOSサインのコメント)
・8月30日(水)朝日新聞「 夏休み後の登校、無理しないで 自殺防止へ団体呼びかけ」
・9月1日(月)  NHKニュース「新学期で都内で生徒相次ぎ自殺か」ーーニュース報道(ニュースシブ5時、首都圏ニュース、ニュース7、ニュースチェック11、おはよう日本で、須永のコメント放送)

なお、自殺に関する報道が夏休み明け前後に集中しましたが、それらの報道に関しては、
「自殺のリスクが高まっている子を自殺に誘引しない配慮」
が必要です。

その点からも、苦しみを抱える子どもたちに対して、前向きになれるメッセージとともに、具体的な「つながり先」「つながれる大人はいる」「対処方法がある」ことも、継続的に発信しております。

・「長期休みブルーにご用心 長期休み明けの子どもに注目して」
http://stopijime.jp/message

また、報道関係者に対しても、自殺に関する過剰な報道を避け、子どもたちや関係者などに配慮した報道を訴えています。
・いじめ報道に関するガイドライン
http://stopijime.jp/media

メンバーの一人で、自殺対策に取り組むNPOライフリンクの清水康之さんも、以下の新聞記事等で報道に関する指摘をしています。
・毎日新聞「夏休み明け報道、識者注文 誘引せぬよう、表現や時期配慮を」2017年9月21日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20170921/ddm/004/040/013000c

「いじめ」そのものが増加し、またエスカレートするのは、9月から秋にかけてです。
引き続き、いじめから脱出する方法はあるというメッセージ、また情報発信を、ウェブ、取材、講演等で続けてまいります。ぜひとも継続的な関心と情報の拡散、また団体への支援をよろしくお願い申し上げます。

(ストップいじめ!ナビへの支援) http://stopijime.org/?page_id=27


【プレスリリース】夏休み明けに関してのメッセージ

2017-08-28
「学校へ行きたくないあなたへ、味方はココにいます」
 
*************
2017年8月25日
NPO法人ストップいじめ!ナビは、「夏休み明け」につらい子どもたちの取り組みの一環として、子ども支援や不登校支援などのNPO5団体と共同して、メッセージを配信いたしました。
みなさま、ご覧いただきますとともに、拡散等、ご活用いただけますと幸いです。
*************
 
 
 
「学校へ行きたくないあなたへ、味方はココにいます」
 
 
『つらければ学校を休んでいい、学校から逃げていい』というメッセージを聞いたことがあるかもしれません。
 
『学校へ行きたくない』と思っているのは自分だけなんじゃないか。
つらいことがあったからといって、逃げてしまうのはダメなんじゃないか。
学校を休んだあと、自分の将来はどうなってしまうのか。
 
そんな思いを抱えながら学校へ行き続けてきたあなたにとって『休んでいい、逃げていい』というのは、もしかしたらそんなにかんたんな話ではないかもしれません。
 
でも、今、学校はあなたにとって、安心で安全な場所ですか。
まわりに合わせるために、自分らしくないキャラを演じたりしていませんか。
親に迷惑をかけないよう、ひとりきりで乗り切ろうとしていませんか。
 
学校のことを考えるのがつらくてどうしようもないとき、『自分の味方なんていない』という考えが頭をよぎることがあるかもしれません。そのあなたに、伝えたいことがあります。
 
あなたがあなたのままでいることを支えてくれる味方はココにいます。
みな、あなたの今に寄り添い、明日のことを一緒に考えてくれる味方です。
 
“私の話を聞いてほしい”と思ったときには、「チャイルドライン」があります。18歳以下であれば誰でも無料で電話がかけられます。あなたの思いを大切に受けとめる大人がいます。
 
“学校以外で通える場所がほしい”と思ったときには、「フリースクール」があります。全国100団体が加盟するネットワークのなかには、この時期に無料で体験入会ができるフリースクールもあります。
 
“親にわかってほしい”と思ったときには、「全国ネット」があります。長年、不登校の子を持つ親の想いと向き合ってきました。『学校へ行きたくない』というあなたの気持ちをどうしたら親の方にわかってもらえるか。そのヒントが得られます。
 
“いじめにあってつらい”と思ったときには「ストップいじめ!ナビ」があります。いじめや嫌がらせから抜け出すための具体的な相談先やアイテムなどの情報を、ウェブ上で教えてくれます。またメンバーには、いじめ問題にくわしい弁護士もいます。
 
“不登校経験者の話が知りたい”と思ったときには、「不登校新聞」があります。不登校のきっかけや不登校した後にどのような人生を歩んできたのかなど、実際の体験談を載せています。
 
『学校を休みたいけど、休めない』と思ってつらくなったとき。
自分の気持ちを誰かに話したくなったとき。
どこか通える場所はないかと探したくなったとき。
いじめや不登校について知りたくなったとき。
 
あなたの味方がココにいることを思い出してほしいのです。
 
 
2017年8月25日
NPO法人全国不登校新聞社
NPO法人チャイルドライン支援センター
NPO法人フリースクール全国ネットワーク
NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク
NPO法人ストップいじめ!ナビ

【いじめ予防授業】豊島岡女子中学3年生

2017-07-12

平成29年5月31日、「ストップいじめ!ナビ弁護士チーム」の弁護士足立悠、石垣正純、飯野恵海、馬場大祐、石田愛、金子春菜、真下麻里子と、当NPO副代表理事須永祐慈の8名が、私立豊島岡女子学園中学校にて、中学3年生を対象にいじめ予防授業を行いました。

メインテーマとして取り上げたのは、5月24日に同校で行った授業と同様、「中立」の概念についてです。

そして、昨日、いじめ予防授業の後に、授業に参加した学生の皆さんに書いていただいたアンケートへの回答を学校に返送しました。

アンケートには、授業の感想とともに、ご質問がある場合にはご質問を書いていただいています。そして、ご質問をいただいた場合には、それに対する担当弁護士なりの回答をお返ししています。 鋭い質問をいただいて、弁護士としてもどう答えるのが良いのか悩みながら回答を作成することも多々あります。

お返しした回答が少しでも皆さんのお役に立てば、大変嬉しく思います。

 

ストップいじめナビ!弁護士チームとしましては、これからも積極的に授業・講演活動を行っていく予定です。


【いじめ予防授業】大妻中野中学校1年生

2017-07-03

 

平成29年6月28日、「ストップいじめ!ナビ弁護士チーム」の弁護士真下麻里子、小島秀一、飯野恵海、卯木叙子、金子春菜、西野優花の6名が、私立大妻中野中学校にて中学1年生を対象にいじめ予防授業を行いました。

今回の授業では、グループの中に居場所がなくなっていくという具体的な事例を用い「いじめ」とは何かということを学んでいただきました。 また、いじめ防止対策推進法で「いじめ」がどのように定義されているのかを説明しました。

近年問題となることが多いSNS利用に関する注意点も弁護士の視点からお伝えしました。 生徒さんからは、「こういう場合だったらどうか。」「これはいじめにあたるのか。」といった質問を多数いただきました。 事例を通して、積極的にいじめに対する理解を深めていただけたようで嬉しく思います。

ストップいじめナビ!弁護士チームは、これからも積極的に講演・授業活動を行っていきます。

 

(写真:上・金子春菜、下・飯野恵海の授業風景)

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【いじめ防止講演】富士見中学校で実施

2017-06-26
私立富士見中学校で講演しました。
平成29年6月22日、「ストップいじめ!ナビ弁護士チーム」の弁護士真下麻里子と金子春菜が私立富士見中学校にて、中学1年生を対象に講演を行いました。
今回の講演では、物の貸し借りからトラブルに発展するという学校生活の中で起こりうる事例を用い、「いじめ」とは何かということを学んでいただきました。
講演では、いじめ防止対策推進法で「いじめ」がどのように定義されているのかを説明しました。
「いじめ」とは何かが人によって異なるままでは、いくら「いじめ」はダメといっても伝わりません。まずは「いじめ」とは何かを共通認識にしていただけたら大変嬉しく思います。
50分間の講演でしたが、みなさん熱心に耳を傾け、真剣に考え、発言してくださいました。
ストップいじめナビ!弁護士チームは、これからも積極的に講演・授業活動を行っていきます。
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【代表コメント】取手市のいじめ自殺の対応について

2017-06-08

茨城県取手市の中学生のいじめ自殺に関係した学校、教育委員会の対応に関して、代表の荻上が、レギュラーのラジオにて、コメントを出しましたので、ここにご紹介いたします。

*********************

2017/6/5(月曜日)TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』(平日22時~)
「ディリーニュースセッション」

下記コメントの音声を、以下のSession-22のサイトからお聞きいただけます。

https://www.tbsradio.jp/153512

*********************

「茨城県取手市の中学生自殺、中学校は「重大事態」と報告していたことが明らかに」というニュースについて、メインパーソナリティの荻上チキがコメントしました。

=====================

(荻上)繰り返しになるけれど、繰り返さないと伝わっていかないので、何度もお伝えします。

いじめ防止対策推進法というものができました。その法律ができたことによって、各自治体や学校などは、いじめ対策などに対して組織だって対応しなくてはならないことになりました。

この法律の画期的なことの最大の一つに、学校の教師は、担任一人でいじめ対策をしてはいけない、それをしたら違法であるということになった、ということがあります。罰則はありませんが、違法状態になるわけです。

学校で適切なチームをつくって普段から対策に取り組むことについては、いじめ防止対策推進法で「22条委員会」と言います。なぜならば、法律の第22条に、いじめ対策のための組織を学校は設置しなければならないと書かれているからですね。この委員会は、日常的に設置しなくてはいけない。なにかがあったとき、いざという時に情報共有をしていく組織が、その22条委員会なんです。

また、同じ法律の28条に「重大事態の対処」について書かれています。重大事態が発生した場合は適切な支援をするために、学校は組織を作らなくてはいけないといっているわけですね。つまり、重大事態になったら、先ほどの22条委員会とは別に、別の組織をつくらなくてはいけない。

22条委員会はいじめ対策常設チーム、28条委員会は、○○さんのためのいじめ解決チームみたいなもの(名前はなんでもいいのですが)が、動かないといけないわけです。

「重大事態」とは何なのかというと、「生徒が自殺をしたケース」ではありません。そのはるか手前、生徒の生命、心身、財産に重大な被害が生じた「疑いがある段階」なんです。つまり「疑い」なんです。だから、子どもがSOSを発信している、もう学校に行きたくない、耐えられない、という時点でそれはもう重大事態なんです。

そりゃそうですよね、だって、学校も来れないぐらいおびえている、追い詰められているわけですから。あと一歩で不登校になるかどうかと心配される事態なわけなんですよね。そういうことは、そこから重大事態と設定して「大丈夫だよ」「先生がいまからチームで調べるからね」と伝えて動く。その間「学校に来れないようだったらプリント持っていくからね」とか、「別の教室で教えるからね」とか、あるいは「今日ヒアリングをして、そのことをちゃんと報告するからね」とか、そういうような対応をしなくてはいけないわけですね。

そういった重大事態のチームを設置した場合には、まず調査を行います。調査を行ったうえで、児童生徒とその保護者に対して適切に情報を提供しなくてはならないことが法律に書かれています(第二十八条2項)。そうした調査に基づいてさらに必要な指導を行うことになっているのですね。つまり、この場合において、重大事態というものは学校側が認定して調査をすることになっているんです。

それを今回、取手市の教育委員会が「いじめに該当しない」となぜ決議したことについては、法律上もよくわからないんですよ。だから、女子生徒の母親が何の権限があって教育委員会が該当しないとしたのか、と言っているのですが、その通りなんですね。

法律にもありますが、重大事態と認識した時点で、学校が適切に動かないといけなかった。この点で、学校の問題がまずあります。それに対して教育委員会に報告しても「重大事態にあたらない」という。教育委員会が現場のことをわからずに、いじめとは当たらないというのはなぜなのか。現場が重大事態と報告しているものについて「違うよ」というのはなぜなのか。その理由が隠ぺい以外に思い浮かばないんですね。

隠ぺい以外のケースがあるのだとすれば、いじめの定義がものすごく厳しすぎる自治体なのかと。このぐらいだったら学校のいじめとは言えない、といった偏見が考えうる。あるいはもう一つの可能性として、法律の解釈がものすごく間違っているか、無知か、ですね。

重大事態という単に言葉の意味だけとらえて、そのぐらいだったら何とかなると考え、重大事態ととらえなかったなど、いろんなケースがあって。そこで、あっそうか、隠ぺい以外の可能性もあるなと思ったわけです。まあでも、そのようなことを思われても仕方がないということだったんですね。

というわけで、学校側そして自治体側が適正な対応をできなかったのか、これからどうすれば適正な対応ができるのか、しっかりとした検証報告を出すために、第三者の専門家を入れて、自治体の活動などをチェックするべきです。その報告書をつくる第三者が本当の第三者でなければいけません。いじめについて詳しくないといけません。

本当の第三者というのはもともと自治体の顧問弁護士とか仲のいい弁護士をとりあえず呼びましたというのではだめなんです。なのでいろんな点を含めて検証しなくてはいけないことが明らかにあるので、そのあたりについても徹底的に、中から問題を発見してアピールしてほしいなと思います。

(以上・ストップいじめ!ナビにて書き起こしを行い、一部編集しています)

 

【参考資料】

いじめ防止対策推進法(文部科学省ウェブサイト)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1337278.htm

いじめの防止等のための基本的な方針(文部科学省ウェブサイト・平成29年3月14日改定)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/04/05/1304156_02_2.pdf

いじめの重大事態の調査に関するガイドライン  (文部科学省ウェブサイト・PDF:274KB)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/03/23/1327876_04.pdf


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