【最近の活動】いじめ防止法10年、SNS発信強化など

ストップいじめ!ナビは、2012年の活動開始から、10月で丸11年を迎えます。
また、2013年に施行された「いじめ防止対策推進法」も9月28日で10年となります。
私たちは、この時期に合わせた発信や活動を行なっています。最近の活動の一部をご紹介します。

9月上旬報道関係者向けのイベント開催

2013年から、定期的に「メディア・報道関係者向け勉強会」などを行なってきましたが、今回は「いじめ防止法10年」として、いじめに関する現状と課題、そしていじめ防止法施行後の状況と改正論議も踏まえた課題点について、報道関係者に向けたイベントをリモートで開催しました。

前半の情報提供は、弊団体の荻上チキで、いじめの現状と課題を、後半の情報提供は、弁護士チームで千葉県のいじめ対策に関する活動を行なっている石垣正純弁護士が、いじめ防止法のポイントと課題点をお話ししました。

イベント後半には、質疑応答に加えて、記者等からのご意見も伺い、いじめに関する論点整理や課題点を深めるなど幅広く意見交換等をする場となりました。

当日は約20人ほどが参加。いじめやいじめ自殺のメディア報道や日常的な啓発を含めた報道の重要性もますます求められることから、今後もこのような勉強会・懇談会の開催も続けていく予定です。

あらたなSNS発信

ストップいじめ!ナビでは、新たに「Instagram」と「TikTok」によるアカウントの開設と発信を始めました。

インスタグラムは、プランナーとデザイナーの協力と、イラストレーターの今日マチ子のイラストも加わり、インフォグラフィックスとしての投稿を始めました。

すでに、27日現在九つの投稿がアップされています。

【内容】連休明けブルーって何?・ストレスを感じたらどうすればいいの?・いじめが減り始めた??・「いじめっ子」「いじめられっ子」は古い?・傍観=見てみぬふりしないために、何ができるだろう?・いじめにはどんな種類があるの?・ネットいじめにはどんな種類があるの?・『投稿系ネットいじめ』って?・いじめは増えているの? 減っているの?

また、TikTokでも関連した内容で動画配信を始めています。ぜひ、フォローと情報の共有をお願いいたします。

Instagram:@stopijime_navi
TikTok:@stopijime_navi

メディア掲載等

最近の、メディアの掲載情報です。

代表・荻上チキ、セルフマネジメントの方法「PCOP」を解説
AERA:子どもと一緒に〝心のAED〟を作成しよう 夏休み明け、子どもの自殺を防ぐためにできること (8/28)
https://dot.asahi.com/articles/-/199717

代表・荻上チキ、新学期のストレスに関する情報とストップいじめ!ナビについての発信
毎日新聞:危機察知には「ストレス決めつけないで」 いじめ経験、荻上チキさん
https://mainichi.jp/articles/20230822/k00/00m/100/276000c

副代表・須永祐慈、いじめ防止法10年の課題を解説
朝日新聞:「いじめ絶対なくす」生徒・教員、一丸で 防止法施行10年、大阪の中学校に学ぶこと
https://www.asahi.com/articles/ASR845JD0R77PTIL011.html

副代表・須永祐慈、「いじめと平和」について考える
URaU:戦争、貧困、人種差別etc.…高橋ユウ、小原ブラスらが考える「平和」とは?
【いじめと平和】心理的安全性を確保しながら夢中に遊び、学び続けられること
https://gendai.media/articles/-/115070?media=frau

代表・荻上チキ/副代表・須永祐慈 いじめ防止法10年の課題をコメント(9.29追加)
教育新聞:【いじめ防止法10年】学校に対応を求め過ぎ? 有識者に聞く
https://www.kyobun.co.jp/article/2023092806

書籍

「不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画」 東洋館出版社
共著:荻上チキ

東洋館出版社案内ページ
anazon
第3章で、編者の川上康則氏との対談が掲載されています。

第3章 子どもの「心理的危機状態」とは何か
――教室マルトリートメントの視点から考える

対談 荻上チキ×川上康則

[イントロダクション/川上より]学級の荒れの山場 249/環境要因の重要性 252/教室を重く苦しめているもの 257
[レクチャー]研究データをもとにいじめ対策を 266/いじめは減少しつつある 270/いじめとトリートメント/マルトリートメント 272/いじめ対策の1・2・3 277/がらりと変わる先生の「モード」280
[対談] 複数担任制やサポート人員との権限の分配の重要性 283/心理的危機状態とは何か 289/「連休明けブルー」にご用心 302/不機嫌な教室とご機嫌な教室 306
[Q&A]ハームフルな教師/ハームレスな教師 315/手続き的公正を確保する 323/学校を小さな民主主義に 328/笑顔の子どもたちと出会うために 330
参加者のみなさまからの声 336
対談を終えて 「いじめマルトリートメント」への理解を(荻上チキ) 340