【いじめ予防授業】文教大学付属中学校2年生

2023年6月16日、「ストップいじめ!ナビ弁護士チーム」の弁護士宮下、上西、坪野、服部の4名で、文教大学付属中学校2年生全4クラスを対象にいじめ予防授業を行いました。

題材は、合唱コンクール事例です。
優勝を目指してクラスで始めた朝練に、早起きが苦手で毎回10分遅刻してくる子がいました。
その子に対し、一部の子が変なあだ名をつけたり、モノマネをしたりしていたところ、それを見て大声で笑う者がが出てきた結果、行為がエスカレートしていきます。
主人公はその様子を見ていて、なんとかしたいと思っている状況です。

まず、登場人物それぞれの立場に立って、シーンごとの気持ちや言動の理由を考えてもらいました。その上で、被害者以外の登場人物が場面場面でどのようなアクションを起こしていれば、いじめにならなかったのかを考えてもらいました。

異なる立場に立って物事を考えることはかなり難しいことだと思いますが、皆さんグループで相談しながら一生懸命取り組んでくれました。

この授業で伝えたいことは、自分にできることでいいから少しでもいじめに対して否定的なNOの空気を出すことの大切さです。

いじめの重大化を防ぐためのキーマンはいじめの四層構造(被害者、加害者、観衆、傍観者)でいう観衆や傍観者であって、いじめに関わる場合その立場に置かれることが大半ですので、今後そういう場面に遭遇した際に少しでも今日の授業を思い出してもらえればなと思います。

文教大学付属中学校・高等学校 HP
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